
太宰治ゆかりの宿「旅館たにがわ」
佐藤春夫・萩原朔太郎らと共に「日本浪漫派」に属し、「走れメロス」「斜陽」や
「人間失格」など流行作家として活躍した太宰治が昭和十一年にパビナール
中毒の転地治療を川端康成に勧められて、一ヶ月近く滞在しております。
その滞在中に「創世記」を執筆していました。このように谷川温泉の空気と水
は身も心も洗ってくれるほどに澄みきっているのです。谷川の渓谷と谷川連峰
の眺めは太宰治ならずとも文学的な雰囲気を味わいたくなります。
太宰は昭和十一年に谷川温泉の川久保屋(現在・旅館たにがわの駐車場)に滞在し、「人間失格」を書く引き金となった「創世記」を執筆。
名作「姨捨(おばすて)」では、川久保屋の老夫婦と水上温泉郷を舞台に取り上げている。
「旅館たにがわ」は『日本の宿を守る会』の会員でもあり百選に入っている旅館です。館内には太宰治文学資料室があり、本類三十部、
石碑はもちろんのこと写真集や、山崎富栄、小山初さんなどの資料を展示しております。


